成形量産に向けた省人化(成形)

効率化のための知恵絞り

110t、130t、180t、220tの電動成型機を導入が決まリ、立上り当初、1人で生産を行う予定となりました。

このクラスの成形機の製品は「各成型機にコンベアーを設置し、出てきた製品を作業者が検査し箱に梱包する。」が、よくある成形屋さんの姿ですが、1人では、2台の成形機を検査し梱包するのが精一杯です。

そこで、最新の取出機を導入し箱詰めして、オートストッカで箱替えまで自動で出来れば、4台の成形機の製品を1人で梱包する事ができると思い、オートストッカーが必要と判断しました。

しかし、4台オートストッカーを購入するには費用がかかります。
なので、イレクターでシューターを自作することにしました。

何しろ初めて作るものですから、最初はどんな機構のシューターを作るか悩みました。

悩んだあげく、からくり動画でいろんな機構を参考にし、6段式の傾斜を利用し、段切替はシーソー型の機構を作成、箱替は取出機からのコンベアーシリンダーを作動させ箱を替える機構にしました。

作ってみると「箱が引っ掛かかる」、「シーソーがうまく作動しない」、「取出機からの信号を受けてもうまくエアーシリンダーが作動しない」等々いろんな問題が発生し、そのたびに修正改善を繰り返し繰り返し行い、1ヶ月半掛けてようやく完成しました。

この6段式のオートシューターのおかげで、当面は1人で成形工場の量産が可能となりました。

イレクター屋台作業台による製品検査・組み立て

各製品の検査ポイントと検査・作業手順を作成し、製品管理を行います。

簡単な組立はイレクター屋台作業台で、1個流しで組み立てます。

ムダを排除し生産性が上がり、多品種少量品を短納期で作ることができます。
「自工程完結」「後工程はお客様」

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